辻田歯科医院

食事の食べ換え


DR.辻田の非常識な健康法則  Vol.25

今回は食べ換えの話をしましょう。20080607122253.JPG

 健康になるためには食べるものを選ぶ必要があります。如何に体に負担をかけないような食事をするかが大切です。基本的には動物性脂肪は避けた方が良いでしょう。

 私のように、食いしん坊にとって、我慢することは不可能といえます。いかに我慢しないように食べるかです。

厚生労働省は回転することにより初めて安定するコマに見立てて食事バランスの図を示しています。



【主食(ごはん、パン、麺)】炭水化物の供給源としての位置づけを考慮し、ごはん、パン、麺等の主材料に由来する炭水化物を主体とする。

【副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)】 各種ビタミン、ミネラル及び食物繊維の供給源となる野菜等を主体とする。

【主菜(肉・魚・卵・大豆料理)】    たんぱく質の供給源としての位置づけを考慮し、肉、魚、卵、大豆等の主材料に由来するたんぱく質を主体とする。

  →肉や卵はエネルギー効率があまり良くないため、疲れの原因となる。
 
【牛乳・乳製品】 カルシウムの供給源としての位置づけする。

    →カルシウム源にはならない。高タンパクなため、逆にそれを処理するためにカルシウムを必要とし、骨粗鬆症になりやすくなる。

【果物】ミカンやリンゴなどのくだもの。

    →デザート的な印象が強いが、人間に一番負担をかけない食事である。


私は以下のように提案します。

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 健康になるためには、厚生労働省が推奨するようにバランスよく食事は食べてはいけません。地球上の生物の中で、バランスよく食事を取ろうとしているのは人間だけです。そして、その人間にだけ数多くの病気が発生しているのです。以前にも述べましたが、人間は草食動物です。肉は体に合っていないのです。

 いままで肉食をしてきている人はそれが習慣になっているため当たり前のことになっていると思います。習慣は21日続けると習慣になります。肉食も、はじめの3週間頑張ってやめることができれば以後も無理なく肉食をやめることができます。

そのために、まず、精神的に嫌なことを思い浮かべること。徹底的に肉が嫌いになるように本などを読んで心に焼き付けること。そして、やめるとどんな良いことがあるか、よくイメージをすることが大切です。

〈注〉これを書いた頃には知りませんでしたが、実は、潜在意識を利用すると比較的簡単にやせることが分かりました。現在自分自身で試しているのですが、効果覿面です。
この方法はおそらく健康法則の40近くで載せることになると思います。
興味がある方は、石井裕之の「心のブレーキの外し方」をお読みください。

 小腹が空いて、何かが食べたいとき、例えば焼き鳥が美味しそうに見えたとき、そのときはおにぎりを買うのが良いでしょう。キュウリ巻きなんかもなかなか良いです。油っぽい物がどうしても食べたいときはピーナッツなどの種子類が良いでしょう。甘栗などもちょっとしたときに良いかもしれません。基本は肉を避けることです。その代わり、果物や野菜、種子類等は全て大丈夫です。寝る前にどうしても何かを食べたくなった場合は果物がベストです。今は秋、果物は豊富にあります。

 肉食をやめるとどうなるかですが、私の経験からいえばほとんど疲れなくなります。そして、味覚に対してすごく鋭くなってきます。悪いものを食べるとすぐに体が反応して不調をおこします。アイスクリームは乳性食品ですが、やはり体には良くないようです。以前無性に食べたくなって、しばらく続けて食べる日々があったのですが、原因不明の頭痛が続くようになりました。アイスクリームを食べるのをやめると調子が良くなりました。肉を食べたときも何となく疲れる感じが出るためあまり食べる気はしません。

 以前は朝食を食べ、午前中仕事をし、昼は疲れが出て昼寝をして、午後に仕事をして、仕事が終了したら後始末をしてまた疲れが出て合間を見て寝ることが多かったようです。
疲れるからスタミナがつく物をと肉を食べ、頭がはっきりしないのでコーヒーを飲むなどの生活でした。
 現在では朝食は取らずに朝はゆっくりとして、午前中仕事が終わった頃食事がすごく楽しみになります。食後、30分ほど昼寝をして、午後の仕事をします。仕事が終了したら運動をするようにしています。1〜2時間ほど運動をしてから食事をするようにしています。夕食の時間が遅いのが気にはなりますが、朝食を取らないことで胃腸に負担をかけないようにしています。

 さらに健康に気をつけたい人できるだけ3白を避けましょう。3白とは、白米、小麦粉、白砂糖です。

白米は玄米を精米してできるもので、
玄米から果皮、種皮、胚芽、糊粉を除去した物です。20080607122501.JPG
玄米の胚芽部は、生命の宿っている最も重要な部分で、粗タンパク、類脂肪、ビタミンA・B1・B2・B6・B12・E、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、各種ミネラルを含む天然の栄養の宝庫です。

果皮と種皮には、脂肪、タンパク質、セルローズ(繊維素)などが含まれています。セルローズは、それ自体は消化されにくいものですが、食物の消化吸収を助け、腸の働きを促進させ便秘を解消します。

糊粉層には脂肪、タンパク質、ビタミン類、ミネラルなどが含有されていて、完全栄養食品と言えます。ビタミンB1不足になると、気力が無くなって体がだるく、居眠りをしたりときどき、手足の先がしびれる等、いわゆる“かっけ”の症状が起きます

B2は、生長促進のビタミンで人間の発育に欠かせないもの。
B6は、抗皮膚炎ビタミンで、皮膚をいつまでも若く美しく保ちます。
また、ナイアシンには、ガンを抑制する作用があるとも言われています。
ビタミンEは、老化予防のビタミン。男女両性の生殖機能を維持します。
ビタミンFは、優れた不飽和脂肪酸で、脂肪の代謝をスムーズにします。

玄米はどうしてもという人は米屋で玄米を買って、生協などで7分づきで精米をするというのもお奨めです。精米器を買うのも良いでしょう。

小麦粉も同じ理由です。ただの小麦粉でできたパンよりも全粒小麦粉の方でできたパンの方が体に良いようです。

砂糖は、精製された砂糖があまり良くないようです。もし砂糖を選ぶのなら、色のついた砂糖、もしくは蜂蜜が良いでしょう。

白砂糖の害はvol.24で述べました。

 ジュースは止めましょう。水で十分です。どうしても飲みたい場合はお茶もしくは野菜ジュースが良いでしょう。水といっても水道水はあまり良くないです。アルカリイオン水がお奨めですが、水道水でなければミネラルウォーターや、純水(ピュアウォーター)が良いと思います。

 食事によって人は成長します。悪いものを避け、良いものを取って健康になりましょう。


 
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