辻田歯科医院

肉食の害 その2


DR.辻田の非常識な健康法則       Vol.21

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 肉食ですが、焼き肉はおいしいですね。おいしいからこそ、そこには罠が隠されているのです。肉はどうしておいしいのでしょうか。

 実は、肉の味はオシッコの味なのです。

 肉を食べると肉の中にある尿酸が尿素に分解します。分解するときに興奮する物質を出します。それにより力が出るような気がするのです。この言葉で私は肉を食べる頻度が少なくなりました。現在では肉はほとんど食べなくなりました。


 タンパク質を摂取しようと思えば肉を思い浮かべますが、肉がタンパク質に分解するのには大変な労力を必要とします。動物性のタンパク質を分解して、アミノ酸にして、そこから再合成してタンパク質を作っていくわけですが、実は十分に分解できずに腐っていくものの方が多いのです。肉は腐りやすく吸収効率が悪いのです。植物性のものの方が分解しやすく、アミノ酸も多く含まれているため効率的にタンパク質を合成することができます。

 人間の体において、脂肪はどのような役割をしているか知っていますか。

 食料があまりなかった時代には燃料の貯蔵庫としての役目が大きかったでしょうが、現在では食料が過剰になりすぎて、脂肪が邪魔者扱いになっています。脂肪組織は脂肪を蓄えるだけではなく体中の有害物質を蓄えて、体に回らないようにしています。そのため、人間は少々悪い食事をしていてもすぐに病気になったり死んだりすることがありません。人間が雑食であると勘違いされる所以です。病的な状態になっても症状が起きにくいのです。この状態を「未病」といいます。

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 肥満の体型として「リンゴ型」と「洋なし型」の話を聞いたことがありますか。リンゴ型は内臓脂肪型のタイプで脂肪が体中を巡る傾向にあり、有害物質も体内を巡りやすくなっています。そのため、心臓病や糖尿病など生活習慣病になりやすいタイプといえます。洋なし型は皮下脂肪型のタイプで体内ですが、比較的隔絶された状態にあります。見た目は悪くなりますが、内臓脂肪型よりは良い状態にあるといえます。

 減量のために脂肪吸引という方法がありますが、実は大変危険な方法です。脂肪吸引により脂肪組織がなくなると、有害物質を貯蔵する組織がなくなるため、体中に有害物質が蔓延してしまいます。有害物質が血管に貯まると動脈硬化、心臓に貯まると心筋梗塞などが起こります。

 「未病」の状態の人は自分が健康であると思っていますから食事に気をつけることがあまりないです。病気が出るまで悪くならなければ気がつかないのです。医者は病気の専門家で健康については知らない人が多いです。

 「肉食」が悪いことは知っているかもしれませんが、肉食をやめろという医者はほとんどいないのが現実です。肉食をやめることにより病気が治ったとしても医者は売り上げを上げることができません。売り上げを上げようとすれば食事指導をせずに薬だけを出した方がいいのです。食肉業界も売り上げが下がると大変なことになります。農林水産省などの政府は天下り先がなくなってしまうので困ってしまいます。

 悪い言葉で言うと、国民に病気があることが社会のためであり、そのことによって社会が成り立っているのが現在の状態なのです。だから、本当の知識が出てくると圧力によってもみ消されてしまうのです。本当に嫌な時代です。あなたはそういった社会のために体を悪くして奉仕しますか。それとも食生活を改善して自分のために生きますか。どちらを選ぶのも勝手ですが、私は後者を選びます。

参考文献 成功の9ステップ ジェームス・スキナー著


 
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