辻田歯科医院

肉食の害 その3


DR.辻田の非常識な健康法則      Vol.22

さらに肉食を嫌いになってもらいましょう。20080520101210.JPG

 日本で牛の全頭検査を行っていますが本当に大丈夫なのでしょうか。狂牛病の原因は異常プリオンというタンパク質が原因です。全頭検査ではそのプリオンがあるか無いかを調べているのではありません。0か1ではないのです。100か10000かを調べるようなものです。100だと感知しないが、10000だと感知するというような試薬を使うのです。そして感知しないものを安全としているのです。100もあるものが本当に安全なのでしょうか。プリオンは経年的に蓄積していきます。

 日本では食牛の目安として20ヶ月を言っています。生後約1年半で肉牛は食用にされるのです。1年半なので、蓄積の度合いが少ないうちに解体されていることになります。

 プリオンの感染性が検出されている組織は、中枢神経組織、回腸遠位部、網膜、骨髄ですが、これらの検出にはマウスが使用されていて、検出感度は牛の1000分の1程度といわれています。検出されないこととプリオンが存在しないこととは同じではないのです。食用としている筋肉にも神経が行き渡っているので完全に分離することはできません。

 狂牛病が起こった原因は牛に肉骨粉を食べさせたためと言われています。牛は本来は草食動物です。しかし人間は、牛を食用とし、効率よく生産するために高カロリー食品を与え、牛の死骸までも食用として使い、太らすために運動をほとんどさせず、病気にならないように抗生物質を食料に混ぜ、さらに成長ホルモンまで打って、生産してきたのです。そして、狂牛病の症状で死んだ牛まで飼料として与えたために爆発的に狂牛病が発生したのです。イギリスで狂牛病が発生し、その牛の死骸でできた肉骨粉は様々な国に輸出されました。農水省は当時日本には輸入されていないと言っていましたが、イギリスの記録では333トン輸出されていると記されていました。実際は骨粉という形でイタリア、香港経由で十数万トン輸入されていることが判明しています。EU諸国ではその後肉骨粉での輸出が禁止されましたが、肉骨粉が工業用燃料として輸入が続いていた事実もあります。

 日本では肉骨粉の使用が禁止されました。しかし、肉骨粉を使用したからといって取り締まりや罰則はまったくありません。そういった規制が全くないなかで、本当に肉骨粉が使用されていないと言えるでしょうか。赤信号だから渡るなと言っても渡る人は世の中にたくさんいます。飲酒運転をしても見つからなければOKという人はいつまでも無くならないものです。日本人のモラルは既に無くなっています。自分を守るのは自分しかないのです。

 2001年に牛の全頭検査が始まって、1次検査(エライザ法)でクロと判断したものが、慎重を期して2次検査(ウェスタンブロット法)をおこないシロと発表しなおしたことがあります。シロと発表しなければ消費者がパニックを起こす可能性があったためです。武部、坂口両大臣は与党約200人の国会議員で牛肉を大いに食べる会を開催し、牛肉ステーキをパクついてみせ、内外の失笑を買いました。農水省と厚労省は全頭検査によってもう日本の牛肉は安全と、「安全宣言」を出してしまいました。狂牛病の本家であるイギリスでさえもいまだに安全宣言は出していないのです。パニック発生から1ヶ月あまりの安全宣言に世界中が失笑、あきれ果てています。そんな日本を本当に信じますか。最近狂牛病が発見されなくなっています。それは明らかに危険と思われる牛を検査しないようにしているためです。狂牛病が見つかっては困るためです。そして、検査には牛の延髄のかんぬきといわれる部位をもちいることになっているのですが、(かんぬきといわれる部位が一番プリオンが蓄積すると言われている)農水省はこのかんぬきの部分を使っての検査をせずに他の部位を使うように指示していたことも分かっています。理由として、クロと判断しないようにして国民にパニックを起こさせないためです。

 現在、アメリカからの牛肉の輸入が禁止されていますが(2005年当初)、アメリカでは牛肉の輸出量は変わっていません。日本に輸出する分がメキシコになっているのです。そして、メキシコから日本に輸入されていると言われています。
 全ての牛肉が悪いとは言いませんが、危険を冒してまで食べるものではないと思います。値段が安い物には安い物なりに理由があるのです。本当の知識があればどのように行動するかは自ずと決まります。



         【世界のベジタリアン状況】

cc_usa.gif     アメリカ

 人口の5%、1,500万人が菜食主義者。健康面や東洋文化に関心を持つ人が菜食を始めている場合が多い。年々若年層によるベジタリアンが進んでおり、現在のティーンエイジャーの4分の1がベジタリアンである。 
 
cc_england.gif   イギリス
 ベジタリアン発祥の地。1847年にはキリスト教が「イギリスベジタリアン協会」を発足させ、ベジタリアンレストランが多く見られる。 
 



cc_india.gif    インド
 牛が神の化身と考えるヒンズー教の教えにより、牛はもちろん、肉類はほとんど食べない。また人口の60%が厳格なベジタリアン。 
 

cc_thailand.gif    タイ
 仏教徒が多いので精進料理がさかん。菜食料理店が多い。
 




cc_vietnam.gif     ベトナム
 仏教徒が多いので精進料理がさかん。菜食料理店が多い。
 
 


cc_taiwan.gif台湾
 人口の6〜9%(150〜200万人)がベジタリアンで素食料理店が充実しており、肉の代用として開発された植物性の素材を使った台湾素食の技術と味は世界でもトップレベル。 
 

cc_china.gif中国
 モンゴル・日本・欧米などの侵入により菜食文化は衰退し、現在は牛肉の消費量がここ20年で20倍近くになっている。 
 


cc_korea.gif    韓国
 動物を余すところなく食べられていましたが、2002年、健康のために菜食の特集をメディアが取り上げたためにベジタリアンが急増中。 
 

cc_jpn.gif   日本
 明治維新までは玄米穀菜食中心の文化だったが欧米に習い、現在では輸入による畜産動物肉の消費はトップクラス。飲食店に使われるほとんどの食品には動物性のものがつかわれており、ベジタリアン文化に対する認識度はとても低い。



参考文献
狂牛病と台所革命兇海凌品だったらお金を出したい 船瀬俊介
新版 ぼくが肉を食べないわけ ピーター・コックス
HP 菜食のすすめ


 
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