9月19日20日 姿勢祭りに参加しました。
毎年、姿勢咬合セミナーの主催で姿勢祭りが3日間行われます。
2日間だけ出席したのですが、実に勉強になりました。
姿勢祭りの風景 講師の川邊先生。
歯科のセミナーなのですが、歯に限らず、全身を診ることの必要性を言っています。
「歯科医院へは、痛みがあるときしか行かない」という意識が日本人には多いです。
また、保険治療があるためもしもの時も費用が少なくてすむため、どうしても悪化するようです。
日本人ほど歯が悪い民族はいないのです。
保険制度自体が病気に対してしか対応していないのが問題です。
必要なのは、虫歯を治すことではなく、虫歯を予防することです。
健康であることが軽視されているのです。
健康であることほど恵まれていることはないのです。一度歯を削れば元に戻ることはありません。人工物で修復しても、お金をかけていいものを入れても元の歯に勝ることは出来ません。
日本人の意識を変えていくことが我々歯科医の使命だと思いますが、残念ながら、歯医者自体も歯の削りやさんになっており、予防の概念のある歯科医は少ないというより、ほとんどいないのが現状です。そして、予防だけでは経営が成り立たないという現実もあります。 b
私が救えるのはごくわずかな人数だけです。国が予防にシフトをしない限り、日本人の歯がよくなることはないでしょう。
2010.09.27
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